ダイエットにおける運動と、節約におけるポイント還元

ダイエットの王道は食事のコントロールですが、「ダイエットする」というとなんとなく運動するイメージありますよね?特定健康食品とかのCMでも、たいていジムとかで運動している様子が描かれたりして。でも体重なり体脂肪なりをコントロールしようとするなら、やはり食事のコントロール、つまり摂取カロリーのコントロールのほうが効き目は大きいです。

僕も今ダイエット中で、あと4〜5kgくらい落としたいと思っています。しばらく前にもダイエットしたことがあって、まあまあ目標に近づくこともできたんですが、その後諸々の事情によりうまく継続できず、ちと戻してしまいました。それで再開したんです。

 

で、運動でカロリーを効率よく消費しようということで、手軽さの面からもランニングをするようにしています。といっても毎日ではなくて、週に2〜3回くらい、時間にして30分くらいです。5kmほど走るんですが、僕の体重だとこれで消費できるカロリーはざっくり300kcal。これがどれくらいのカロリーかというと、カップヌードルが353kcal、スタバのキャラメルマキアートのグランデが277kcalという感じです。

例えば僕の場合、1日に摂取するカロリーをできれば1500kcal前後に抑えていきたいんですが、2,000kcalくらい食べちゃうと、運動で500kcal消費しないといけないわけです。ランニングなら50分しなくちゃならない。これは毎日となると非常にキツイです。だから「運動するから食べても大丈夫」というわけにはいかないんですね。むしろ「せっかくの運動を無駄にしないように食事に気をつけよう」となるわけです。「今それ食べたら、今朝の運動は無かったことになるぞ」と思うようになる。

運動そのものも楽しいので単なる手段にとどまらないのですが、ダイエットという面に限っていえば、運動の効用って直接的なカロリー消費よりもむしろこういう点にあるように感じています。運動自体の貢献度はそれほど高くないけど、それによって食事に対する意識が高まるっていう。

 

同じようなことをですね、最近、節約についても感じているんです。急に違う話なんですがまあ聞いてください。

ちょっとしたきっかけで、自分が普段使っているお金のことを意識し始めたんです。そうすると、いろいろな「お得情報」が目につくようになるじゃないですか。特に僕が注意を惹かれたのが、様々なポイントプログラムなんです。クレジットカードにもポイントがつくし、Suicaで自販機でジュース買ってもJREポイントがつくし、スーパーで買い物するときとか、いろいろな会員カードやらアプリやらで「お得」になるってのが世の中には溢れかえってますよね。あまり深入りすると生活がややこしくなりすぎる恐れがありますが、まあどうせ普段使ってる店だったりサービスだったりするなら利用して損はないよね、っていう。

だけど、節約についても効果が高い王道は「固定費の見直し」ってことになってるわけです。家賃とか、保険とかね。ポイントサービスなんて、例えば還元率が1%なら100円分ためるには10,000円分つかわないといけないでしょ?だから実際には「使えば使うほどオトク」ってことは別になくて、「使えば使うほど使ってしまう」のハズです。

でもだからってポイントプログラムの利用が無駄かっていうとそうでもないと思うんです。まあモノによっては手間の割に還元率が低すぎてダメなのもあるんですが、特に手間をかけずにおおよそ1%程度還元が得られるなら考えてもいい、くらいに思っています。1年間で100万円に使うとすると1万円分になりますからね。大きくはないけど小さくもない。

でもポイントを使ってるから節約はそれでOKとはいきません。無駄遣いしないとか固定費の見直しのほうが大事。で、ここで「せっかくポイントをチマチマためてるのに、ここで無駄遣いしたらパア」「固定費を見直さずにポイントに血道を上げるのは本末転倒」みたいな意識が働いてきます。

 

ほら、似てるでしょ?

 

ここからなにか一般化できそうな気がしてきたんです。自分なりに言えば、「長期的な課題に対して、それ自体の貢献度は低いが、それを取り入れることによって課題に対する意識が高まるような要素」。

もしかしたら、こういうのって何か名前がついてるのかもしれませんね。たぶん誰かが何か言ってるだろうとは思うものの、どう調べればいいのか検討もつきませんが…。ともあれ、ちょっと今後何かに取り組むときには、こういう要素を取り入れられないか、みたいなことを少し考えてみてもいいのかな、と思ったのでした。