2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ビルマ軍政の新憲法案に対する抗議行動

ミャンマー(ビルマ)の軍事政権が主導する新憲法案の賛否を問う国民投票への投票権を求め、26日朝から東京都品川区のミャンマー大使館前で抗議行動をしていた在日ミャンマー人らが、午後に警官隊に強制排除された。その際、1人が公務執行妨害で現行犯逮…

在外中国人に期待したいこと

韓国での聖火リレーでも、投石などの危険な行動があったようで大変残念です。 韓国の聖火リレー、親中国派が数で圧倒 現場は騒然 写真18枚 国際ニュース : AFPBB News正直に言って、国外にいる中国人の人々が聖火リレーの妨害に「対抗」して起こした行動に、…

死刑について確認

やはり光市事件の判決は自分にとってショックだったようで、いろんなことがよくわからなくなってきている気がします。考えを整理するため、自分用のメモ。 僕は、あらゆる死刑に反対します。「正しい殺人」はありえない。人を殺すことが正当化できるほどの「…

安田弁護士の「強制執行妨害」の件

asahi.com:安田弁護士に逆転有罪の判決 強制執行妨害 - 社会 記事ではちょっと詳しい判断の内容がよくわからないので論評は避けますが、正直いってかなり驚きました。 この事件については、こちらの本で詳しく知りました。特捜検察の闇 (文春文庫)作者: 魚…

光市母子殺害事件の差戻審判決

以前に何度か言及したこともあり、最高裁での検察側・弁護側それぞれの弁論要旨その他を読んでいたこともあって、自分なりにかなり関心を持って判決の報道や判決要旨などを読みました。最高裁での差戻し決定は、死刑を回避すべき特別の事情がなければ死刑と…

正義のない戦争に協力するのはやめて、自衛隊員を家族のもとに帰そう

先日の名古屋高裁によるイラクでの空自の活動についての違憲の判断について、「傍論だから」などと必死でその価値を低く見ようとする人がいますが、Apeman さんのとこのコメント欄に非常に参考になる議論がありました。yubiwa_2007 さんの発言から抜粋します…

憲法判断が自衛隊に「関係ねえ」わけないだろ

防衛省の田母神俊雄航空幕僚長は18日の定例会見で、航空自衛隊のイラク空輸活動を違憲とした名古屋高裁判決が現地で活動する隊員に与える影響を問われ、「純真な隊員には心を傷つけられた人もいるかもしれないが、私が心境を代弁すれば大多数は『そんなの…

イラク派遣で名古屋高裁の判決

イラクでの空輸について、名古屋高裁が「憲法に違反する活動を含んでいる」という判断を示しましたね。 空自の空輸活動のうち、少なくとも多国籍軍の武装兵員を、戦闘地域のバグダッドへ空輸するものについては、他国による武力行使と一体化した行動で、自ら…

もはや何のためにやるんだか

わけがわからなくなりつつありますな、聖火リレー。長野での警備もかなり物々しくなりそうとのことで。で、なんか象徴的だなと思ったのがこの下り。 善光寺近くの長野清泉女学院高校(西沢善明校長、生徒646人)は、生徒の安全を確保するため、当日を臨時…

はてブで特定のIDをフィルタする Greasemonkey スクリプト

コメント一覧の画面で、「このエントリーをブックマークしているユーザー」の右のほうに「フィルタに追加」「フィルタをリセット」という文字が追加されます。「フィルタに追加」をクリックするとプロンプトが出るので、フィルタしたい id を入力すると、そ…

表現の自由を行使したために不当に拘束された事件の、もう一つの例

中国でチベット人の子どもたちが拘束された、昨年9月の事件です。 9月7日、甘粛省甘南チベット族自治州夏河県で、40人の子どもたちが表現の自由を行使したために警察に拘束された。7人を除いて子どもたちは48時間以内に警察から釈放された。7人の子どもたち…

気がつけば

被ブックマーク数の合計が5,000を超えてました。ブクマされた皆さんには各々のエントリについて賛否いろいろあろうかと思いますが(ブクマのコメントはほとんど読んでませんが)、どちらにせよ少なくとも読んでもらえるということはありがたいことです。今後…

今読んでる本

ネグリ&ハートの『マルチチュード』の上巻を買ってはみたものの、あまりピンとこないというかオレ革命とかあんまり興味ないしな…というわけで我慢して読み続けるのやめて断固放擲して、ロールズの本を読んでます。万民の法作者: ジョンロールズ,John Rawls,…

結婚5年目にして未だに知らないこと

妻の体重。むしろもう知らないままでいたい。

表現の自由を脅かすもの

日本ユニセフ協会の児童ポルノ規制キャンペーンについて、前にこのように書きました。 僕としては、単純所持を処罰の対象とすることそのものには、実は賛成してもよいと思っています。しかし、そのための条件が整っていないのです。警察による恣意的な運用を…

ハイペースでの処刑を常態化してはいけない

法務省の言いなりになって、鳩山法相がまた死刑執行を命令しました。法務大臣はまるで「執行数を増やすのが大事」と考える官僚たちを代表しているみたいです。 法務省は10日、同日午前に4人の死刑を執行したと発表した。鳩山法相が昨年8月に就任以来、執…

「年金の確認は終わってないけど、とりあえず保険料だけは引いとくから」というのが我が国の福祉なのか

4月から後期高齢者医療制度が始まりました。 後期高齢者医療制度は診療報酬を別建てにして、保険がきく医療を制限します。すべての高齢者から取り立てる保険料は二年ごとに改定し、高齢者の人口や医療費が増えるにともなって値上げします。原則として年金か…

左翼、右翼、保守主義者

について、稲葉振一朗『公共性論』に面白いアナロジーがあったのでご紹介。ちょっと長めの引用ですが。 (…)左翼は基本的には、凶兆や福音を告げる預言者として現われる、とイメージしたほうがよいでしょう。となれば無神論者よりもその前提たる唯一神教徒…

ジンバブエの行方

ジンバブエで先週土曜にあった選挙の最終的な結果がまだ出ていません。いくらなんでも遅すぎる。きっと現地でも苛立ちがつのっていることでしょう。 総選挙で与党 Zanu-PF の議席がどうなるかももちろんですが、何といっても28年間の長きにわたって大統領の…