日本人に対する国際的評価を下げる活動に熱心な、真の反日分子
南京事件を題材にしたグッテンタグ監督の映画(サンダンス映画祭出品が決まったそうで)をめぐって、またおかしな人達が。まあ映画そのものは、いくつかの記事を見た印象では、個人的にはそんなに期待大という感じもしませんが、とはいえちゃんと専門家の監修を受けて作られれば、それなりに意義はあるだろうと思ってます。
で、おかしな人達。南京事件をなかったことにしたい人達。
Apes! Not Monkeys! はてな別館 - テッド・レオンシス氏に送られちゃったメッセージ
この映画のプロデューサであるレオンシス氏のブログに TAMAGAWABOAT という人のコメントが…。
Though there is not evcidence for Nanking Incident, it is strange for all of us to believe the existence of Nanking Incident. Where were so huge of dead bodies? Why did China use 143 fake and fabricated photos?
はいはい、また「遺体はどこだ」とか「写真はニセモノ」とか言ってるのね。
もうみっともないったらありゃしない。恥ずかしいよ。このエントリの最初についたコメント(Tak C. Chow)に、
Just a month ago I was talking to my friend Naseem in San Antonio about World War II in Asia. She was shocked to learn that Japanese government has never formally apologized for the war crimes its soldiers committed, and even denies the existence of Nanking Massacre.
というのがあるけど(強調は引用者)、日本政府がこれまで戦争犯罪について謝罪したことがないとか、南京事件の存在を否定してるとかいう話が、一定程度広まってることがうかがわれます。こういう間違いも困るのだけど、ただでさえ誤解を生じてるのに、この手の輩がさらに誤解を助長するようなマネをしてくれちゃって。「日本人は過去と向き合おうとしない」という印象を持つ人が増えると困るだろうっての。
ちなみに何度も指摘されているけど、日本政府の公式な立場は
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/qa/08.html
にあるようなものですが、これ英語で読めるものがないかと探してみたら、同じものは見つけられなかったけど、過去に Sunday Telegraph の記事への抗議(かな?)がありました。外国人に日本政府の立場を紹介するときには使えるかも。
http://www.mofa.go.jp/j_info/japan/opinion/hattori.html
で、そんな奴がいるもんだから、また別の人(Thekla Lit)には、
I sincerely hope that your documentary will help the people of Japan to face up with this chapter of history which is the first step for asking for forgiveness and then working towards redress, reconciliation and peace.
とか言われちゃうわけですよ。そんな当たり前のことも外から言ってやらないと日本人は歴史に直面できないとか、そんな風に思う人が増えるのは困る。多くの日本人は過去の誤ちを率直に認め、そこから学ぼうとしているのだから。
日本人の誠実さに対する評価を下げるような活動を、こんなに熱心にやってくれちゃってさ。それに政府見解を、また大多数の日本人の認識を否定するような主張をしながら「We Japanese」とか日本人を代表してるような言い方するなよ。
とにかく、こういう愚かな行いは明らかに国益に反していると言えましょう。まったく、本当の「反日」はあんたらだろうと思う。この非国民め。