映画『南京』反応メモ

映画 "Nanking" (dir. Bill Guttentag, US, 2007) については、産経新聞が「アイリス・チャンの著作を下敷きにした」とレッテル貼りをしていたわけですが、どうもその見方は記者の目が妄想で曇って憶測にすぎなかったようです。

"クッキーと紅茶と(南京事件研究ノート) - 産経新聞は誤った「レッテル貼り」の責任をとるのか?
Apes! Not Monkeys! はてな別館 - 産經新聞その他の憶測敗れたり

で、件の映画を観る前からやる気まんまんで対抗する人々も。

クッキーと紅茶と(南京事件研究ノート) - 日本軍史料をスルーしそうな人たちが「南京」の映画を製作するもよう

で、このあたりの話題でブログ検索してみると予想通りというか、まあ反応がそれなりにあるわけで、ちょっとメモ。だいたい似たようなものですが…。

メディア・リテラシー

今月18日から米国の映画祭で映画「南京」の上映が始まった。これは悪名高いアイリス・チャン(張純如)の『ザ・レイプ・オブ南京』を下地にし、「南京大虐殺があった」という立場から撮ったもの

既にご承知でしょうが、この度、アイリスチャン(自殺)の捏造本を基にした「南京大虐殺の映画」がハリウッド資本とアメリカンオンライン(AOL)によって製作され、全米で公開上映されます。

すっかりアイリス・チャン(自殺)の本を下敷きにしたという産経の憶測が事実であるかのように広まってる模様。後者はなぜか「(自殺)」と念を入れてます。マスコミを批判的に見るためのメディア・リテラシーの重要性はひろく認識されつつあると思いますが、この手の問題ではついガードが甘くなってしまうのでしょうか。

プロパガンダ

「情報戦」とか「プロパガンダ」という言葉に何かロマンを感じるんでしょうか、こういう言葉は非常に好んで使われるようです。

日本国内では、南京大虐殺を否定する研究が進んでいるが、国際的には中国のプロパガンダに負けっぱなしで、ほとんど既成事実と化している。

進んでるっていうか…うんまぁ、全力で逆向きに進んでいる人々がいる、とは言えるかも。

あえて言うならば、これは中国の情報戦の上手さが光るね。日本はなんせ英語が苦手、英語で反論しないと中国のプロパガンダに欧米が染まっちまうぞと。

日本は英語が苦手だそうです。僕も英語は苦手です。頑張って英語の練習しましょう。

いつものやつ

南京大虐殺ヒロシマ原子爆弾と同じ殺人を、日本軍が
銃殺によって行ったという事件である。
そんな事物理的にできると思いますか?

原爆でも使わないと殺せない - 南京事件FAQ - livedoor Wiki(ウィキ)

南京大虐殺があったというなら、証拠を出せばいいんです。本当にあったというなら、アメリカにだって証拠は出せます。アメリカの新聞社が、過去の記事を残していることが前提ですが、当時の記事を見れば、事件があったかどうかなど一目瞭然です。なぜなら、南京市には、欧米のジャーナリストが多く滞在していました。

欧米のマスコミも取り上げていない - 南京事件FAQ - livedoor Wiki(ウィキ)

すごい!便利!ありがとう南京事件FAQ!

外務省

外務省、手をこまねいているだけなら金を出せ〜〜〜。

こんなことをほうって置くのか、外務省!

いやー、そう言われても困ると思うなー。外務省に一体何を期待してるんでしょうか…。
外務省: 歴史問題Q&A