この異様にパラノイアックな「調査」は何なんだ
自衛隊による違憲・違法の国民監視活動を告発する/2007年6月6日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫
ちらっと中身を見てみました。情報収集っていうからどんな活動が対象なんだろうと思うと、数百人規模のデモなんかはもちろん入ってるんだけど、そういうのだけじゃないみたい(強調引用者)。
街宣とかビラ配りとかは、多くが数名規模で時間もあまり長くないようですが、それでも非常に細かく監視してますね。こういうのが延々並んでる。
あと自衛隊に何の関係があるのか、と思うようなものも。
同団体は、2月18日〜2月21日の間、秋田市内で「04年/第39回秋田多喜二祭生誕100年記念小林多喜二展」と題する展示会を実施
小林多喜二なんてもう歴史上の人物じゃんか。それに自衛隊は特高じゃないでしょう?
「年金改悪反対」とかもある。そりゃ政府は気にしてるだろうけど、なぜ自衛隊が監視するかね。
「反自衛隊活動」に分類されてるものの中にはこんなのも。
同名は、1月21日1805〜1810の間、駐屯地当直司令に対し、ヘリ騒音苦情電話を実施
たった5分の苦情の電話でも、名前を言うと「反自衛隊活動を実施」した人に…ってこれ、もうちょっと分類のしようはなかったのかしらん?
とまあ、わざわざ監視するほどのことか?とも思えるこの細かさはちょっと異様ですよね。率直に言って、僕のような素人にはこの調査で何がしたいのかよくわかりません。不気味に思うばかりです。情勢の把握、とか言われてもね…個人名なんかも子細に記録してるので、「一般的な動向の分析」なんて説明じゃあ通らないでしょう。実は単にさして目的もなく「ためにする」調査や文書の作成、ってことだったりするなら理解できなくはないけど(それも問題だけど)。
そうじゃなきゃ、やっぱ何かあったらこういう調査記録が活用されたりするんだろうか、と思わずにおれませんよ。その「何か」だって、必ずしもマトモな事情とは限らないかもしれないし。