どこまで本気なんだろ


南京事件の話題がたくさん出てたころ、増田にもいろいろ書き込みがあったようですね。「どっちもどっち」と評価したくなる気持ちは多少は想像できなくもないけど、以前から理解できないなーと思うのが、「工作員」とかその手の妄想。

組織的な動きがあるのかどうかは知らんけど、
北京オリンピックの年が始まったのと、福田首相の中国訪問と
何か関係があるのかも知れないね。

こいつら、何をたくらんでるのかね。

fromdusktildawn氏に必死に噛み付いてる「はてなサヨク」の中に真性工作員がいるかどうかは気になる。

「たくらんでる」とか「真性工作員」とかさ…。ネタなの?それならそれでいいんだけど、よく見かけるからなぁ。ひょっとして南京事件否定論とか歴史修正主義を批判してる人が本当に工作員とか何かだと思ってるとすると、結構ヤバイというか、滑稽を通り越してむしろかわいそうというか…。単に罵倒のつもりで使ってるだけのフレーズなのかな。それならいいんですが(よくないけど)。
いやそりゃ、たまにはそういう妄想に取り付かれちゃう人だっているでしょう。でもあまりに頻繁に見かけるので、つい「本気の人」もそんなに少数じゃないんじゃないか、とか心配になってきます。どうか「国内には特定アジアと結んだ反日工作員がウジャウジャいて…」とか本気で思ってる人がごく少数でありますように。


あと、これもよく見るフレーズだけど、

「自分達の祖父の世代は中国の人達に対して残虐な事をしたに違いない!」という事を信じたい人と
いうのは一体何なのだろうな、と思う。
事件の真偽はさておいてもさ、自分と同じ国の人を犯罪者扱いして何が楽しいのだろうと思う。

「信じたい」のではなくて、否定のしようがないんだと何度言わせれば…。まあ、それ以前にまず「真偽をさておい」ちゃうから疑問に思えるんでしょうね。これも自覚なき「自称中立」の部類なんだろうなー。
それに、そもそも僕だって楽しくないですよ。でも楽しくなくてもしょうがないじゃないですか。デマを撒き散らす連中が許せないってことですよ。楽しくないことは一切しないで生きていけるならそれもいいかもしれないけど、たとえ楽しくなくても、せずにはいられないことだってあるでしょ。