ギョーザの件


中毒になる餃子の作り方 - シートン俗物記

これはうまそう…。餃子はだいたい自分で包んでますが、皮を自作したことはないんですよね。時間のある休みの日とかに試してみたいです。


中国製冷凍ギョーザの事件では、被害者も快方に向かわれているとのことで、ホッとしました。
薬物については徐々に製造、とくに包装の過程で混入した可能性が高いというところまで来たようですが、まだまだ時間はかかるでしょうね。なんとか真相解明にこぎつけてほしいものです。冷静で粘り強い捜査を期待しています。


今回に関しては、大手新聞やテレビの報道ぶりは、当初個人的に心配したほどには煽りすぎでもなく(煽る人もいますが)、まぁ基本的に見守るだけだよなーと思ってます*1。まあ、スポーツ新聞や週刊誌がアレなのは問題ですが。あと気になったと言えば中国側の誰かが「日中関係の悪化を狙う過激派が」などと言ってたことでしょうか。もちろん可能性としては少なからずあるのでしょうが、まだまだ事実関係の洗い出しが必要な段階で、そういう陰謀論めいた発言をするのはどうかと思いました。何か公になってない根拠があったりするのかもしれませんが、いずれにせよ。



もちろん、ネットでは「脳みそ沸いてんじゃねーの?」と思うような憶測をタレ流す人も少なくなくて、中にはかなり笑えるものもあったりするのですが、ちょっとネタにしようという気になりませんのでパスします。ただね、「マスコミが中国を擁護してる」とか言ってる人達は何か幻でも見てるのではないかと思ってしまいますよ。今回の件については、中国の工場、中国政府、日本の輸入・販売業者、日本政府のいずれも、全く何の責任もないというところは無いわけでしょう?日本の業者には安全確保の対策の余さ、日本政府には検疫体制の未整備や対応の遅れ、中国政府には監督責任、工場には管理責任があるわけで。実際、これが巧妙な犯罪だったとしたら、どの立場も被害者という面も持つことになるでしょうしね。中国側を政府も工場も(いるとしたら「犯人」も)一緒くたにして叩いたって、それで真相解明や安全確保に繋がるわけじゃないでしょう。
だから今わかってる責任の範囲で今できる対策をせよ、と言うのは正しい。あとは真相解明が両国民にとって共に必要なことなんだっていう認識をお互い持ち続けることが大事だと思います。あと大事なのは数ヶ月で忘れたりしないことかな。


中国政府は、オリンピックが近づいてピリピリしているというか、過敏になってるところもあるでしょうから(人権問題などあれこれ山盛り指摘されますしね)、変に炎上しておかしなところに飛び火、なんてならないことを願ってます。

*1:なんか「サヨクはギョーザ問題をスルーしてる!」とか言ってる人が若干あるようですが、別に言うことが無いからじゃね?