投資デビューにあたって読んだ本
ブクマでこんなことを書きました。
「銀行で投信買った人の末路」 金融庁の集計結果がおもしろい! - Not-So-News
- [経済]
投信の本を数冊読んだけど「銀行で投信買うな」「窓口で相談するな」は読んだ本全部に書いてあった。銀行への信頼をいいことに、本も読まない人たちをカモにしてる。
2018/11/09 08:05
手元にある本を見返したら「読んだ本全部」ではなかったです。言い過ぎました。すみません。でも複数の本に書かれていたのは本当で、「銀行の窓口で相談すると、言葉巧みに銀行が売りたい商品を推してくる。そして彼らが売りたい商品とは、手数料が高くて銀行が儲かる商品である」というのは、なかば常識となっているようなんですね。だから実践を指南するくだりでは、たいていネット証券会社を勧めています。
もちろんそのぶん自分でしっかり判断しなければならないわけですが、これもフツーの人向けとしては基本的にはインデックス・ファンドが推奨されているので、別に選ぶのに困るということはありません。理屈を飲み込んで納得がいけば、そんなに選択肢が多いわけではないし、実質的な違いはまさに手数料とかだったりするので。
インデックス・ファンドがどんなものかっていう説明は僕のような素人が不正確なことを書くのもアレなので他で読んでください。自分としてはこれに投資するのは「個々の銘柄の命運はともかく、また短期的な景気の変動はともかく、市場全体は長期的には成長する」ことに確信が持てていれば、十分投資する気になれると思います。あと「資本主義はまだ当分滅びない」という確信も必要か(笑)。
投資を始めたのはつい最近です。「考えてみようか」と思い立ってから実際に購入するまで2ヶ月くらいでしょうか。給料天引きで積み立てていたお金が少しまとまってきたこと、でもこのペースでは老後資金にやや不安があること、が理由です。それに自分の場合は年金だけでは結構厳しそうというのもあります。
ラッキーなことに、実際に投資信託を購入したのは10月の半ばで、ちょうど株価が大幅に下落したところだったんですね。なので買ってからは回復しはじめて、すぐにプラスになっています。こんな短期間で一喜一憂する意味はないと頭ではわかっていますが、初心者としてはいいタイミングで始められたと思います。これが半月早かったらデビュー早々に大幅な下げ相場を経験することになってましたからね。
準備期間には、積立を崩す手続きをしたり、証券会社に口座を作ったり、本を読んでちょっと勉強したりしてました。6〜7冊くらいかな?特に納得して「やってみよう」という気になった本は2冊。
なんというタイトルでしょう(笑)。でも非常にわかりやすいし煽りも少ない良書だったと思います。節約より投資のほうが効果が大きい、保険はみんな払いすぎ、インデックス・ファンド買って寝かしとけ、というのが大筋です。
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーというブログを書いている方の本で、こちらも実際的でわかりやすかったと思います。特に「売らずにガマンするテクニック」というのが紹介されていて、その内容もさることながら、わざわざそこに紙幅を割いているところに「売らずにガマンする」ことが実践する上でのキモでありかつ難しいポイントなんだということがよくわかります。
で、インデックス・ファンドがいいっていう話の古典的名著ということになってるらしいのがこちら。
ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
- 作者: バートン・マルキール,井手正介
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/03/10
- メディア: 単行本
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これは大変勉強になりました。初版が1973年ですから、どれだけ信頼されている本かよくわかりますね。
一応、まだこの後も積立貯金から段階的に移行(もちろん運用する分だけです)をしたり、iDeCo なんかも手続きが済んだばかりだったりなので、しばらくは緊張しながら自分のお金をいじることになりそうです。うまくいけばいいと思っていますが、最終的にうまくいったかどうかはだいぶ先にならないとわからないので、まぁ気長にやっていこうと思っています。