デマと訂正情報

Togetter - まとめ「ザイール大使館員付き添い付きで子ども手当請求きたRT」


このデマを根拠に批判的なコメントをつけたり「予想通り」「いわんこっちゃない」的なコメントをつけていたアカウントを20個ほど適当に選んで、その後の発言を調べてみました。やり方は、そのアカウントのtwitterページを普通に開いて「もっと読む」を出していき、上記のまとめページでのツイートが表示されるまで辿ります。その状態でブラウザのページ内検索で「ザイール」を検索。


結果、適当に選んだ20アカウントのうち、訂正情報に言及していたのは1人だけでした。


もちろん「ザイール」という言葉を使わずに訂正情報に言及したという可能性もなくはありませんが、固有名詞抜きで「釣られた」などと発言しているだけだとしたら訂正の意味はほとんどないでしょう。サンプルが少ないかもしれませんが、考えさせられます。

特段の悪意もなく「なんとなく RT しただけ」という人がかなりの割合であろうことは予想できます。しかし問題は、訂正情報が同じ人達によって RT されまくるというようなことは起きていないということです。デマはただ流れて、流れっぱなし。デマを RT した人達の中にどのくらいデマだと後で認識した人がいるのかもよくわかりませんが、いたとしてもそれをわざわざ再度流すということをしていないわけです。おそらく、自分達が流言飛語の拡散の「片棒を担いでいる」という認識ももっていないのではないかと思います。

デマに比べて、その訂正情報は口コミに乗りにくいんですね。