砲撃に子どもは関係ないだろ子どもは!


これは、日本も批准している国際人権A規約の第十三条3項です(強調は引用者)。

この規約の締約国は、父母及び場合により法定保護者が、公の機関によって設置される学校以外の学校であって国によって定められ又は承認される最低限度の教育上の基準に適合するものを児童のために選択する自由並びに自己の信念に従って児童の宗教的及び道徳的教育を確保する自由を有することを尊重することを約束する。


子どもとその保護者は、学校を選択する自由があり、私達の社会は、それを認めています。それなのに、朝鮮学校だけが無償化の対象とすべきか否かについて議論されてきました。きちんと認可を受けた学校として多年にわたって活動し、多くの大学もその卒業生を受け入れていることを考えれば、その他の各種学校やインターナショナルスクールと異なる扱いをするべき合理的な理由は何一つありません。まったく「法の下の平等」に反するものです。*1


こうしてただでさえ政府が大っぴらに差別的な政策を議論していた上に、今回の砲撃で、我が政府はさらに頭脳が混濁してきたようです。

 会見で高木文科相は、教育不問の適用判断について「教育的見地から、外交上の判断はしないと述べてきたが、しかし、そのうえでも考えなければならないかもしれない」と述べ、韓国砲撃を理由に見直す可能性に言及。
 無償化中止について明言はしなかったが、「重大な決断」について「いろんな意味を含んでいる」と述べ、選択肢に含まれていることを示唆した。


おまえら、頭おかしいんじゃねえの?


もうね、何と言っていいかわからんよ僕は。砲撃と何の関係があるんだよ、その子どもたちに?日本で生まれて日本で暮らしている子たちだよ。一緒に生きてきた子たちだよ。そしておそらく、これから大人になってもその多くが日本で暮らしていくだろう子たちだよ。その子どもたちに、一体何の咎があるっていうんだよ?イカレた北朝鮮の政権を彼らが選んだとでも言うわけ?その子たちから教育を奪い、日本政府が彼らを抑圧するという経験を強烈に植えつけて、政府は何を得ようとしているんだ?明日の支持率か?そんなことして上がると思ってるのか?俺たち国民はそんな差別主義者ばかりだとでも思ってるのか?馬鹿にすんのもいい加減にしろ!


朝鮮学校の生徒たちは、他の学校に通う日本やその他の国の子たちと同様、いやそれ以上に、今回の事態の推移を不安な気持で見つめていることだろうと思う。そんな子たちに、励ましや慰めの言葉をかけるどころか、さらなる抑圧とは!

こんな差別国家に暮らすのが、僕は恥ずかしいよ。