靖国神社と昭和天皇
日経の記事、
昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感・元宮内庁長官が発言メモ
は色んな立場の人がそれぞれどんな反応を示すのか楽しみというか。
右翼的な人は、「首相は靖国に参拝すべき。外国にどう言われようが日本人の心の問題」という主張と、天皇への忠誠心という言いかたが強ければ好意でもいいけど、その間で揺れますよね。ありうる反応としては、
- 昭和天皇は昭和天皇。それとは関係なく首相は参拝すべし。
- 昭和天皇の御心を重く受けとめ、参拝はやめるべし。
- メモは捏造にちがいない。だから参拝すべし。
- 捏造までいかなくても、元長官の脳内変換が入ってるはず。だから参拝してもかまわん。
とかいうあたりかなぁ。分祀して参拝すべし、というのはもちろんあるだろうけど。野次馬的には 3 つめの陰謀論で盛り上がってくれるのが一番楽しそう (笑えそう)。
一方左翼的な人も、靖国参拝をやめさせたいからといってうっかり「昭和天皇も参拝をやめたんだから、首相もやめるべし」とか言っちゃうと、天皇に政治的影響力を発揮させちゃうことになるので、悩ましいでしょうねぇ。「天皇のように戦争に深くコミットした人も参拝をやめた。天皇の行動には政治的な意味はないが、熟慮した一人の個人としての行動には学ぶべきだ」みたいな、ちょっとあんまり面白くない話が妥当なところなのかな。