超党派で南京事件否定論かよ


おめでてーな。

自民、民主の若手国会議員で作る超党派の勉強会「南京事件の真実を検証する会」は26日、国会内で初会合を開き、藤岡信勝拓殖大教授が中国系米国人、故アイリス・チャン氏が著書「レイプ・オブ・南京」で、「南京大虐殺」の証拠として掲載している写真の真偽を検証した。

会合には自民党から14人、民主党から8人の国会議員が出席し、秘書らの代理出席を合わせると計48人が参加した。民主党松原仁衆院議員は「虐殺が事実無根だということを資料を通じて国会議員が知っておく必要がある」とあいさつ。


やれやれ、いい加減にしろよなぁ。
ていうか勉強する気があるなら歴史学者を呼べばいいのにね。


いや実際こういう人達、といっても他にどんなメンバーがいるのかわかりませんが、こういう政治家の人というのは、いかに愚かであっても実際に色々な形で影響を持ちうるので、匿名のネットウヨが妄想に耽ってるのとはちょっと深刻さが違うと思うんですよね。まずいです。きちんと批判していかないと。


ついでにちょっと。どうも否定論の人達は「あった説」「なかった説」みたいな言い方をしがちだけども、はっきりいって虐殺が「あった」のは「説」ではなくて事実としか言いようがないんですよね(精確な規模や詳細はともかく)。否定論の人の語法に印象を操作されちゃう人もいそうですけど、これは全然(対等な)論争じゃないんです。誤った妄想が拡がるのを防ぎたくて、みんな批判してるんです。だから自分にはマトモな判断力があると思う人は、疑問なところがあったら「南京事件FAQ」でも読めば、安心して「否定論はトンデモ」と言えるようになると思います。


否定論者とそれに対する批判者を「どっちもどっち」と思ってる人、あなたの立場は中立じゃありませんよ。