妻が働いた方がいいと思うなら、夫も家事やったほうがいいよ


女性のライフプランニング支援に関する調査
にある PDF の資料をたまたま見て、こんなグラフに驚いた。

「妻が働いたほうがよい」と考えている人のうち、6割は家事を「ほとんど妻」が担っていて、3割は「妻のほうが多い」となっている。えええーー。妻に働いてほしいのに、家事もやってほしいってか。それはちょっとムシが良すぎますよねぇ。妻が「働いた方がよい」と思ってる夫のうち、妻と同等以上に家事・育児を担ってるのが1割未満とはね…。ちょっと呆れるというか何というか。
ま、続く「好きなようにするのがよい」という夫たちも、家事はやってもらうわけだから、実質的には仕事と家事のバランスが夫と同じくらいになってほしいわけではない、んでしょうね。もちろん家事については実情、働くかどうかについては希望、というわけですから単純にそう結論することはできませんけど。「働いた方がよい」だって、当然「パートくらいなら」とかいう条件つきのも入ってるんでしょうし。


しかしなー、他のグラフを見ても、それほどまでに夫たちは家事をやってないのか…とちょっとしたショックを受けましたよ。むー。

追記

こんなブクマコメントがついてました。

rrs 実際共働きでも夫が家事をする割合は低いと思う。けどこの読み取り方はおかしくない?今現在妻は働いてないんだから家事妻任せが多くて当たり前。むしろそれで家事が同等だったらどんだけ働けばいいねんっちゅう話

わかりづらくてすみません。上のグラフは現在働いている人も働いていない人も含まれています(アンケートの対象は女性)。なので、「妻は働いており、夫は『働いたほうがよい』と考えていて、かつ家事は妻任せ」みたいなケースがどの程度あるかは、ここからはわかりません。僕としてはそれが知りたかったんですが。

アンケート全体では、現在働いている人は56.1%、配偶者・パートナーがいる人が74.1%となっています。

また、結婚時の夫婦間の家事の分担状況をみると、仕事を継続している人は、「夫も家事・育児を担ってはいるが、妻の方が多い」という割合が高く、他の層は、「ほとんどが妻が家事・育児を担っている」という割合が高かった。これらより、共働きの方が、多少、夫の家事・育児への協力度合いが高い傾向にあり、第一子・子育て時は、その傾向がより顕著に現れている。
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kansieikyo/raifupuran1903.pdf のp.279

具体的な数字は無いものの「多少、夫の家事・育児への協力度合いが高い傾向にあり」という言い方からは、やはり妻が働いていない場合に比べて全く違うというほどではない、ということが窺われるように思います。