写真使用が無断かどうかじゃなくて


一度対談しただけの人をよく確かめもせずに「応援してくれてる人」に仕立てちゃうのが、まずもうダメすぎ。対談動画も削除されてるそうで見てないけど、仮に対談でイイ感じだったとしても、そりゃ仕事でやってるわけでしょう。頑張ってください、くらいは言ったかもしれないけどさー、有名人が自分の名前でポスターにまで出て政治家を応援するってのは、そういう「お仕事」と意味が違うってくらいは普通に想像できそうなもんだと思うけどな。まあ、眞鍋さんの事務所も対談する相手を選んだほうがいいんじゃないの、とは思わなくもないけれど。


ポスターに写真を使うにあたって、その手続きがどうだったとかいうのは枝葉末節で、本人がすぐに「関係ありません」って公言しちゃうような相手を自分の支持者に仕立てあげるなんて、単に「何かにつけて自分に都合良く物事を解釈する人」でしかないんじゃない?

例えるなら、一度食事しただけなのに「付き合ってます」って公言されちゃう、みたいな感じじゃないですか。まずヒくよね。うぇー、やめてくれ、って。そりゃ眞鍋さんも急いで否定するわな。いやまあ、たまたま中年男性と女性タレントって組み合わせだったから、ついついこういう連想をしちゃうわけだけれども。

「写真の掲載許可」についての事実関係がどうだったとしても、事実として自分を応援してくれてるわけでも何でもない有名人の顔をポスターに使っちゃうなんて、もうその時点ですでにダメすぎるでしょ。問題を捉える認識の枠組みがおかしいってば。


にもかかわらず、やたらと陰謀論を唱える人がいるのがまた面白いですよねー。それはそれで楽しいかもしれないけど、たとえ陰謀だったと仮定してもそういう意味でのダメさ加減は変わらないよなぁ。

ま、件の政治家は他にも資質に大きな問題があるので、こういう所でボロを出したついでに、そういう側面も注目されてほしいと思ったりもしますが。それを考えると、こういう事が起きるのはタレントのことを「単なる商品」としてしか見てないせいかもな、という気もしてきますけどね。