「滅んでもよい国」
映画「南京の真実」製作にご協力を! (南京の真実 スタッフブログ)
きっと旧日本軍の資料はスルーして「真実」にしちゃうであろう映画のブログに、こんなコメントがついてるのを見つけました。
今年は日本にとって本当に正念場です。ここで負けたら日本は永遠に「野蛮・残虐な国家、国民」との烙印を押され、「日本悪し」の世界世論が作られ、これから先、外交・経済・軍備等、何につけても日本がすることには「それみろ、やはり日本は危険な国だ」と叩かれ、「滅んでもよい国」として世界中から扱われることになる、そんな危機感を強く感じます。
ブログ本文には「南京大虐殺は世界中の共通認識となり、現在拡張工事中の「南京大屠殺記念館」は、アウシュビッツや原爆ドームと同じように「世界遺産」として、登録されてしまうだろう。」という記述があるのですが、このコメントと合わせてみるとなかなかに恐るべき認識のありようが浮んでくるように思います。
コメント主の「佳子」という人は、アウシュビッツの故にドイツは「滅んでもよい国」と考えているのでしょうか。原爆投下の故にアメリカは「滅んでもよい国」と考えているのでしょうか。もしそうでないとすれば、南京事件の故に日本が「滅んでもよい国」として扱われなければならないと考える理由がわかりません。
南京事件を否定したくてたまらない人々の間には、暗黙的にであれ、こういう感覚が共有されているのではないかと思えます。彼らにとっては、過去に悪を為した国は永遠に悪であり、いつまでも非難されて当然であり、滅んでもよい、そんな風に思えるのではないかと。
ところで、やはりコメント欄の「桜北米派遣軍」って、キモイ…。