かつてコンピュータと勝負した男がいま、大統領と闘っている

こないだ
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というニュースがありましたが、やはりすぐに連想するのは IBMディープ・ブルーとチェス・チャンピオンのカスパロフの勝負ですよね。で、このところカスパロフの名前をよく海外のニュースで見かけます。たとえば
BBC NEWS | Europe | Russian opposition demo quashed
あるいは、
Russian opposition leaders vow to hold 2 anti-government protests in April - International Herald Tribune
一つめの BBC の記事は、ニジニ・ノヴゴロドでの野党勢力によるデモで多くの逮捕者が出たという話、二つめの IHT の記事は、それでも4月に再び2回の反政権デモを予定しているという話。

で、これらの反政権勢力のデモを組織している一人として、カスパロフの名前が上がっているわけです。どうもデモに参加する人々の立場はいろいろのようですが、ともかく反プーチンで一致してる様子。どうもプーチン政権は野党を強引に排除しようとしているらしく、穏かならぬ感じです。


カスパロフ自身の政治的主張がどういうものなのかは僕はまだイマイチよくわからんのですが、プーチンには手厳しい批判を加えてるようですね。

ガルリ・カスパロフはガイダル以上に大胆不敵で、プーチンが「微妙な違いはあるとはいえ、ソ連体制を復活させ」、「権威主義体制と限定的な改革というゴルバチョフの夢を実現させた」と評しており、「モスクワのムッソリーニ」だとまで言っている。


チェスの元チャンピオンが政治的なリーダーというのは何だか不思議な感じもしますが。日本で羽生が政治家になったりしたら、近い感じなのかなぁ。

お、Google Video にもインタビュー映像が。時間のあるときに見ておこうっと。