評論家・潮匡人は長井健司さんの死より朝日の偏向の方が気になるらしい


こういう人は、もうどうしようもないですねぇ。まあ読んで下さいよ。

 朝日読者はいざ知らず、産経読者なら疑問に思うはず。なぜチベットでなくビルマなのかと。いま「世界なめんなよ!」と抗議すべきは北京政府でしょう。

 同日付1面には「チベット騒乱 死者19人、負傷600人」と題した記事も。本文は「新華社通信によると」で始まり、北京政府の主張を垂れ流し(新華社は国営)。

 いとう様、もちろん「チベットに自由を」のTシャツも作りますよね。朝日も大宣伝し、北京政府の度肝を抜くんですよね。それとも、まさか…。早く私の不安を払拭(ふっしょく)してください。一ファンより。(評論家・潮匡人

なんだか今ビルマの問題をとりあげると、もれなく「どうしてチベット問題じゃないんだ?」と不安を抱かせるんだそうです。


事実を確認しておくと、いとうせいこう氏のブログでは昨年の10月15日にTシャツのアイデアが語られているし、11月21日にはサンプルが出来ている。結構な勢いで作ってしまったわけだ。それから、朝日新聞取材を受けたのは2月28日のようです。ファンならブログくらい検索してみましょう。記事になったタイミングですが、ドキュメンタリー映画『ビルマ、パゴダの影で』が今月15日からアップリンクXで上映が始まって、そのトークショーに彼が出たことも関係あるんじゃないかな、という推測ができます。あー、ところで彼がそういう活動をしてるっていう紹介なら産経新聞にも出てますよ。読んだ?


ま、こんな汚ない文章で「キツい皮肉を書いてやった」つもりなのかもしれませんが、滑稽極まりない。この人が、もう朝日を叩きたくて叩きたくて叩きたくてたまらない、その気持が強すぎて、ビルマの軍政の犠牲となった市民や、『ビルマ、パゴダの影で』でとりあげられている少数民族や、デモの最中に殺害された長井さんのことよりも、「朝日の偏向」を読者に訴えることのほうが大事だと思ってるってことはよくわかりましたよ。まったく、朝日なんかどうでもいいだろ。


こんな「評論家」はほっといて、最近のビルマの状況については、こちらの記事をどうぞ。
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