血液型を信じる“トンデモ好き”女子は…
血液型別の性格があると、あなたは信じますか? それとも信じない? なんと、アンケート結果によると、血液型別の性格があると信じる人のほうが結婚する率が高いのです(「血液型を信じるアラサー女性」のうち結婚している人の割合53.0%、「血液型を信じないアラサー女性」のうち結婚している人の割合43.2%)。
僕は統計のことは詳しくないのですが、仮に上で言われているとおり血液型性格判断を「信じる」人と「信じない」人のあいだで結婚している割合に有意に差があり、かつそれが(まずありそうもないけど)他の要因がきちんとコントロールされた上で、しかも単に相関があるだけでなく因果関係があったとしても、もっと別の解釈もできますよね…という遊びを。
「信じない」人は、周囲に流されることなく自分の価値観と合理的な判断に基いて行動するタイプ。なにげない会話の中でも物事を鵜呑みにしたり盲信したりしない。だけど「信じる」人は、なんとなく周りが信じてるからといってよく考えもせず同調するタイプ。自分の考え方を見直したりすることも少ないので、ふとしたはずみで悪気がなくても平然と差別的な発言をしてしまうことも。
また、過去の恋愛経験などを振り返る場合でも、自分の「なんとなく」の印象に引き摺られがち。血液型と性格などという間違った関連を信じているので正しい分析を行うこができず、現実の相性を冷静に見るよりも、頭のなかにある「×型と△型だから絶対相性いいはず!」といった虚妄にとらわれ、なかなか逃れられません。冷静な分析よりも、「皆が結婚するから私も」といった同調力や、現実を無視して「こうに違いない」と考える思い込み力。けっこうそれが結婚してしまう原因だったりします。
結局、ロジカルかつ実証的に判断する「信じない」人よりも、トンデモ好きな「信じる」タイプの人がより多く選ぶのが「結婚」だということです。つまりこのアンケート結果は、結婚とは「トンデモ」である、ということを示しているのです。
…元記事並みの強引さで自然に展開するのは、なかなか難しいですね。