ウチも小学校受験したよ
この増田さん、気の毒です…。
あまり調べずに通わせることにしてしまったのが原因ではあるのでしょうけれど、実際こういう幼稚園というのもあるらしいですし、つらいですね。小学校受験がどういう結果になるのであれ、春からは楽しい小学校生活が送れるよう祈っています。
実は我が家も小学校は私立に通わせています。って、増田のブクマ見るともうこれだけで叩かれそう。偏見としか言いようのないブコメが人気になってたり…。でもウチは別におセレブな学校ではなくて、倍率も低め、学費負担だって幼稚園に通わせていたのとあまり変わらないです。受験のときは幼児教室にも通いましたから、その時期に比べればむしろ負担は軽くなっています。
文科省の学校基本調査によると、私立小学校に通う子どもは全国ではおおよそ1%ですが、東京都では4%強という割合です。25人に1人ですから、そんなに珍しくはない。実際、駅や電車で制服を着た小学生というのは結構見かけるはずです。
私立小学校に価値を感じない人が多いのもわかります。僕もそうでしたから。でも選択肢があるなら、見てから決めてもいいだろうと思って、いくつかの小学校の説明会や見学会に行ってみました。するとやっぱり、あーこういう学校に通わせたいなー、と思うようになるものです。私立小学校というのは一般に思われているより千差万別で、それぞれ特色なりカラーがあります。いいなあと思う学校がある一方で、どんなに人気の学校でもこんな所には絶対行かせたくない、と思うような学校もあります。価値観がハッキリ出るんですね。大学の付属でエスカレータ式ってのもあれば、小学校だけというところもあります。もちろん教育にプラスアルファを求めるわけですから、そのぶん費用は必要になりますが、だからといって金持ちばかりとか、選民意識が植え付けられるような学校ばかりというわけではありません。
まぁ、もちろん良かれと思ってしたことが本人のためになるかどうかなんて、ずっと後にならないとわからないのかもしれません。でも今してやれると思うことがあれば、してやりたいと思うのが親心というものじゃないでしょうか。
受験は、大変でした。でも冒頭の増田さんみたいに幼稚園が地獄とかそういうのではなく、単に幼い子どもに勉強させたりそのための時間をやりくりしたり費用がかさんだりしたというだけです。「洗脳」とかそういうのは、幼児教室を選ぶときには感じました。やたらと親(特に母親)を追い込んでくる教室というのは結構あるようで、廊下で泣いているお母さんというのも珍しくない風景です。ウチはそういうの耐えられないので、もっとドライで気楽な教室にしましたが。
ただねえ、やっぱり不合格はキツかったです。親のダメージすごいです。自分が受験して落ちるよりずっとツラいものがあります。受験の時点で小学校が期待するような状態にその子があるかどうかなんて、その子の潜在的な能力のごくごく一部でしかないとは思いますが、頭でわかっていてもね…。幸い、いくつか合格を頂いたので、いまは無事に通わせています。
幼稚園についても、受験のための幼稚園というのもありますよね。それにしても増田の園は極端な感じがしますが…。ウチの子どもが通った幼稚園は、受験する子も半分くらいはいたのかな?受験せず公立という家庭も多いので、考え方はそれぞれだよね、という空気で気楽でした。でも増田と同じように、幼稚園に入るときにも受験はありました。我が家は内容が気に入って選んだわけですが、それなりに人気が出てくればどうしても定員より希望者が多くなるじゃないですか。そうすると、抽選なり選考なりをせざるを得ませんよね。当時は願書のために朝早くから並んだりもして「なんだかなあ」とは思いましたが、ある程度は致し方ない面もあると思います。でもおかげさまで、幼稚園生活はとても充実したものになったと思っています。
都内の私立小学校は11月上旬に受験が集中しているので、いままさに佳境かと思います。大変だと思いますが、どんな結果であれ子どもはどんどん育っていきますから、受験が終わったら、残り少ない幼児期を楽しく過ごしてくださいね。ご健闘をお祈りしています。